痴呆の診察

認知症の基礎の説明
痴呆の疑いで病院を受診する場合、
患者本人だけでなく家族についても様々な問診が行われます。

痴呆の治療には、まず痴呆の状態を詳しく知ることが何よりも
大切ですから、できるだけ詳細な症状を医師に伝えることが重要です。
とは言え、限られた時間内で初めての診察を受ける場合、緊張や
焦りから十分な情報を伝えることができないことも少なくありません。

医師に対して落ち着いて正確な情報を伝えるためには、問診で
よく聞かれる質問について前もって知っておくことが非常に有効です。

以下によくある質問事項を
記載しますので、受診を検討している人は参考にしてみてください。

まず最初に聞かれるのは、
症状が見られるようになった時期・またその内容です。

さらに、現在困っているのはどのような症状かについても説明できるとなおいいでしょう。

またこれまでの病歴・現在罹患している
病気の有無・服用中の薬があればその種類なども細かく質問されることが予想されます。

薬については、服用している薬を包装された状態で
持って行くと、薬の名前や種類を正確に医師に伝えることができます。

これらの質問は、痴呆の診断の際に必ず聞かれる質問です。
これは訪れる医療機関や医師に関係なく、ほとんどの場合に上記のような質問が出されますから、
これらの質問を頭に入れ、答えをある程度用意した状態で臨むと、診察がスムーズに進むでしょう。

またせっかく練習しても、緊張して忘れてしまうこともあり得ますから、
質問と答えの内容をメモなどに取っておくと、安心して診察を受けることができます。