人物誤認「あなたはどなたですか」

認知症の説明
ポイント
否定しないで、まず受け入れる。

 

もう何年も一緒に暮らしているのに「あなたはどなたですか」といわれるのは、やはりショックだと思います。でも、これは新しい記憶がなくなってしまうのだから仕方ありません。

 

同じ理由で、別の人(その人の両親や兄弟、友人など)と間違えられることもあります。そんなときには、強く否定しないでその人になりきってしまったほうが
いい場合もあるようです。

 

また、泥棒だとか恨みを持っている人と誤認して興奮することがあります。

 

そのときも、言い争うとよけいややこしくなりますから、一回姿を消してから、機先を制して「ただいま帰りました、××です」といって、認識してもらうといった工夫をしてみましょう。