問題行動「失禁・不潔行為」
ポイント
厳しく叱責することは逆効果。
介護者がもっとも気を使い、めいってしまうのが失禁と不潔行為です。不潔行為の多くは、「失敗したことを隠したい」という蓋恥心や自尊心のあらわれだとされています。
だから、厳しく叱責することが逆効果になることもあるよです。
だから、その人の生活のリズムで「そろそろ用便か」と思うときに一緒にトイレに行くといいようです。
そして、もし失禁したときも「ちょっとぬれたから替えましょうか」とか「新しいほうが気持ちがいいですよ」と言って平静に始末をしましょう。
また、用便は健康状態を示すものです。ひどい下痢だったり便秘だったり、あるいは尿の出が悪かったら、すぐに医師に相談します。